ロード版シマノ・フロントシングル化の悩みは「シマノ製品がまだフロントシングルに対応していない」ということです。
例えばシマノのシフター&ブレーキレバー(STI)は左側のSTIからシフター構造を取り除くことがほとんど不可能なんですよね。
まぁ仕方がないからそのままに残してあるわけですが・・・これはまぁ大したことはないんです。
問題は「フロントシングル専用のリアディレーラー設計がされていない」というところにあります。
Sramはすでに対応のリアディレーラーを出しているのですが、それと比較すると単純に「おおきなギア数のスプロケットを取り付けることができない」という問題があります。
さらに、チェーン脱落防止のためのテンショナーとしてのバネが弱いのもあるのですが、こちらは致命的とまではいかないようです。ちゃんと運用できていますから。
で、最初に挙げた「大きなギア数のスプロケットを取り付けたい」場合の方法がこちら。
ウルフトゥース ロードリンクDM。
今回はシマノの新型R9100/R8000対応のアダプターになります。
アダプターというか、シマノはR系のリアディレーラーからこの部品込みでの設計になっているんですよね。
純正部品と長さと(向きも?)入れ替えようという部品。
すでにMTBのほうには同じ部品がでていましたが、ロード版のほうも発売されることになりました。
予約を入れてあるので入荷次第また紹介できると思います。もちろん僕のバイクに。
実際にはR9100/R8000のリアディレーラーは30TまではOKです。
僕がフロントシングルで使いたいのは11-30と11-32のどちらか。たとえばトライアスロンのTTバイクだったら同じくらいで良いと思いますし、ロードレースでも国内ならこれで足りると思います。
ロングライドやブルべの人たちにはお勧めです。11-32や11-34で素敵なフロントシングルのギア比が準備できることになりますよ。
もちろん普通のフロントダブルのままでもよりワイドレシオなギア比を実現させたい人にはお勧めです。