masaki (bici-okadaman)

2019年9月27日2 分

’19世界選手権(ジュニア)

今年はあまり注目しているわけではないのですが‥なんだかんだ言ってロード競技までくると競技界隈ざわざわしてきますね。Jr(男子)ロードがすでに終わって・・・優勝がディスクブレーキロードと言うほかに3位に入ったアメリカの選手が「フロントシングルだった」というニュースが。個人的にはフロントシングルの取り組みを勧めていますので「やっぱりね!」という感覚です。
 

 
ジュニアの場合、「ギア比規則」があって最も重いギア比が決められています。
 
数字的にはちょっと面倒なんですが、ギアの組み合わせ(ギア比)で示すと
 
52×14(3.71)< 7.93m(ペダル1周ごと進む距離)
 
がほぼ上限。
 
なので「高校生ギア」と呼ばれる「14-28 」がシマノからもでているんですね。
 
フロントシングルで一般的な組み合わせだと
 
44×12(3.67)
 
40×11(3.64)
 
という組合わせでも良いわけです。
 
軽いギア比については後ろのギア比を11-28や11-30で組めば
 
40×28(1.42)  (参考)36×25(1.44)、 36×28(1.29)
 
40×30(1.33)
 
最も軽いギアの方もほぼ足りているということになります。
 
特にジュニア規制の場合、使っていいギア比と必要なギア比の幅が通常より狭いので起こる現象です。
 

 
周回コースの場合、ラインレースよりも頻繁に登り下りが詰め込まれるのでフロント変速の頻度が増える傾向にあります。毎週回のフロント変速のリスクを避けることができ、ジュニア規制のおかげでフロントシングルのデメリットが出にくいとなればフロントシングルをこれからも推していきたい・・・!とは思うのですが、世代が上がるとコースも過激になってギア幅が増えるので今のところはフロントダブル有利なのが現実で。変速の仕方をジュニア期に身に着けてこなかったの?って言われちゃうのもどうなんだろう・・・?(笑)。
 

 
若い世代ならすぐに覚えてしまうとは思うのですが。