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  • 執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

グループライドしましょう・・・どこ見る?

先頭交代練習でどこ見てますか?

先頭交代練習では「前の人のブレーキの動き」を見て速度調整していてはいけません。理由は「ブレーキをみてから判断しては間に合わない」からです。 先頭交代はサイクルスポーツではどのジャンルでも大事な「前車との距離感」を意識するための重要な練習方法になります。ロードレースはもちろん、シクロクロス(MTB)、グループサイクリング、ピスト、そして単独で走ると思われているトライアスロンのバイクパートであっても「前車との距離は〇〇m」と決められている以上はその距離をキープしなければならないですしね。さらに、前車との距離感をキープするためのスキル練習がサイクルスポーツ全般にわたるペダリングの効率化にもっとも効果的なトレーニングでもあると思っています。 元へ戻って、なぜ前の人のブレーキを見ていてはいけないか? 理由は2つ。 一つは前の人のリアブレーキは「前の人が判断して操作をした結果」動き始めるので、自分がリアブレーキが動いたことを認識してからブレーキをかけるのでは間に合わないです。 人間の判断ー動作の時間差とさらにリアブレーキがリムに当たり始めてからブレーキが効き始める時間差を考えると追突必至になります。 もう一つの理由は、「前の人がブレーキをかけて調整するとは限らない」 前の人が速度調整にせよ制動して止まろうとしているにせよリアブレーキが必ず動くとは限りません。 前ブレーキを使って調整している人も実際には多いです。さらに、エアブレーキのように足を止めたり緩めたりして駆動させないようにして速度調整をしているだけということもあります。前の人がペダリングしているのにスピードが落ちてくると言うときは駆動力を調整して速度をコントロールしているのです。レースをやっている人であればブレーキをかけるのは再加速が必要になるので通常は避けます。 もっと言うと「ディスクブレーキだったらどうすればいい?」と言う話になってしまう。ブレーキが動いているのはわかりません。

結局どこをみているの?って話なんですが。 僕の場合は、背が大きいと言うこともあって比較的前方のライダーの肩越しに前の前、列が長くなければ一番前方を走るライダーやその先の交通状況を確認できます。 レース中の集団内ではさすがにそこまでできませんが、少なくと2-3人は見るようにしています。見ている場所の多くはより広く。腰はライダーがブレーキを掛けようとしているのかペダリングしようとしているのかの参考になりますし、頭はなにかを見つけてそちらを見ているかもしれません。脚が止まっているのか、ただ軽く回しているだけなのか、懸命にペダリングしているのか。なにかをよけようとしているかどうか。・・・自転車よりも人間をみましょうねと言った方が良いのかな?と。(さらに周囲の交通にも目と耳をフル稼働するべきですが)

きちんと前のライダーの動きに対応できるときは、より近づいてライディングできます。これは前の人がうまくない動きをしていればできませんが、自分がうまく走れていない時もできません。 上手く走れない時とは? スピードに目がついていかない、恐怖心がでた、コースをうまくトレースできないとか。 前の人のスピード調整に反応が遅れる、細かなペダリングスキルによる速度調整ができない、まっすぐ走れていないとか。 風がつよい、横風が吹いている(横風は斜めローテーションなどありますがそれは別の機会で)、などなど…。 「できない」と言うことを自覚することが大切です。 「なにが原因でできないのか?」「こういう場所でうまくいかない」が分かれば解決するためのトレーニングを組み立てやすくなりますよね。

smrでも積極的に先頭交代ライドを実施しています。 くっついて危険と思われがちですが、トレーニングをしてより安全に。 先頭交代ライドの意味合いかなと思います。

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