つい最近、フランスのSILCAと言う会社のホームページに技術ジャーナルというものがあることを知りました。SILCAは言わずとしれたポンプ・空気入れの会社なんですが、タイヤの空気圧や太さに対する調査結果などをまとめてくれているようです。
内容がとても面白いです。(4a/4bを中心に見ると良いかもしれません) 空気圧の設定に関しての実験結果なども載せていますが、パリ・ルーベのレースなどから得られた「※路面が粗い時は空気圧が低い方が路面抵抗が小さく感じる」と言う実感を実験で再現し路面抵抗に現実世界での実験結果をまとめているようです。要は、 路面上の凹凸をタイヤ構造がエネルギー吸収できなくなると自転車全体が垂直方向に跳ねて大きなエネルギー損失となってしまう。と言うことではないかと思われます。 (熱エネルギーとなって損失するとあるのですが、全体が上に跳ねる移動エネルギーじゃないのかがなぜだろう・・・と素朴な疑問があるのですが) 路面がつるつるである、例えば鉄道では「鉄輪」が使われるのですが、道路上で鉄輪が路面抵抗を小さくするかどうか・・・やってみればわかるのですが、たとえばリムをむき出しで道路を走ると「まったく走らない」です。なぜなら道路が意外と「がたがた道」であることに気が付かれると思います。記事でも触れられていましたが、「ダンロップの空気タイヤ」が生まれた背景にはそういうことがあるのですよね。 記事内を僕は翻訳機能を使って読みました(笑)。この記事意外と翻訳に耐えられるわかりやすい文章でした。読み進めるとわかるのですが、路面抵抗は「路面が荒れている時は空気圧を下げる」「きれいな路面では空気圧を上げる」と簡易的に考えてもいいことがはっきりすると思います。
ちなみにタイヤ幅サイズがアップ(19/20C→23C→24/25C)している理由も、空気抵抗的な理由もさることながら、この路面抵抗に関する「路面の跳ね」の吸収力が大きな理由になっているように思うのですが、残念ながら僕の読解力が追いついていないのでまだまだ見落としているような気がします(笑)。
・・・と、言うような内容の記事。 面白かったのです。学生時代には「ポンプはSILCA持ってりゃいいんだ」と先輩に言われたことを思い出しました。 このホームページを見て、ぜひSILCAのポンプに興味を持ってもらってご購入下さいませw。FBとかでシェアできるようなのでちょっとご紹介。
※ちょっと語弊があるような書き方になっちゃったので修正しましたが、 「路面が粗いところであれば通常よりも空気圧を下げた方が転がり抵抗が下がる」と言うことです。すでにグラベルロードなどでは実感されるケースも出てますよね。
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