先日、チェーン交換のタイミング・・・と言うことでちょっとだけアップしたのですが、週末土日のうちに必ず1日は100㎞近く乗るよと言う方は最低でも年1回はチェーン交換しましょうね。 チェーン洗浄と注油のメンテナンスが上手に行ってたとしても、チェーン交換のタイミングは4000㎞前後にしておいた方が無難です。どうしても、チェーンの寿命まで使い切りたい方は「チェーンチェッカー」なるチェーンの長さを計測する工具を用いましょう。ことはチェーンの寿命だけに関係するのではなく、チェーンリングやスプロケットの摩耗にも影響します。チェーンの摩耗が進んだものを使っていれば、チェーンリングやスプロケットの摩耗もより進みます。トータルで考えれば結局は周りを痛めてしまう時点でもったいないことになってしまうので。
今日はそれとは別に「チェーンのクリーニングと注油はセットで」と言うお話。 メンテナンスで持ち込まれるバイクはまずチェーンの状態をチェックすることが多いです。「どのくらいメンテナンスに時間をかけておられるか?」が予想付きますから。 ・チェーンに綿埃などがついている ・チェーンの錆 ・チェーンが乾いていて回すと「ちりちり」「ちゃりちゃり」音がでる。 ・オイルが塗られているが真っ黒になっている ・完璧 ・・・別に完璧でなくても大丈夫です(笑)。今の状態を知れば、今後はどのようにメンテナンスしていけばいいか?のアドバイスができるので。
きょうは特に「オイルが塗られているけど真っ黒になっている」と言う人向けに。 「チェーンの注油はクリーニング(洗浄)とセットでしましょう」 注油のみをあまり繰り返されると、オイル分に走行中の埃や砂そして摩耗してでてきた鉄粉などが含有されるようになりそれが真っ黒になる原因です。 洗浄した時のウェスをみると黒い粉体のようなものとは別に細かく鉄粉などが混じっています。 これらは走っていて除去されることがないのでどんどんたまっていく一方です。 つまり洗浄をしてあげなければチェーンには埃や砂などの異物がどんどんたまっていくわけですね。とうぜんですがチェーンの抵抗が増えて走りが重くなってしまうと言うわけです。
初心者向けでもっとも簡単に済ませる方法は「オイルインクリーナー」「クリーナー兼オイル」を使用すること。
bici-okadamanでは「タクリーノ オイルインクリーナー」「innotec 105」などを勧めてます。 このメリットはチェーン洗浄をしながら注油が可能なこと。ほぼオールインワンで作業ができること。 ウェスをチェーンに当てて出てきた汚れを拭き取るようにしてもらうと良いです。注油は残った成分ということになりますね。 またオイル成分は比較的汚れにくいものになっていて油カスが発生しにくいのできれいなままをキープしやすいです。 デメリットは基本的には航続距離の短さになって帰ってきます。超長距離を走るブルべなどで再注油が必要になりますし、通常のやり方に比べて注油回数自体は多めになりますね。
チェーンの洗浄キットが出ています。
こちらの場合は、洗浄したら注油はさらにこだわることも可能ですよ。
ブラシが内部にセットされたボックス状のタイプ。
作業は液体をボックス内に入れて数周チェーンを回し、液体を水と入れ替えてさらに数周回すと言うやり方です。 水が洗浄成分を入荷させてチェーンから汚れ分を離脱させ、再付着を防ぐというやりかたです。 徹底具合はこちらのほうがより効果的ではあります。
こちらも基本的にはやりかたは同じ。フォーミングマルチクリーナーを使うのは「水を使用しない」で作業するため。(水で洗い流すやり方もあります) 使い勝手と周りの環境でどちらにするか決めると良いと思います。
他にも「チェーンを外して洗う」と言うやり方がありますがここでは割愛。
オイルをどれだけ高性能にしても「洗浄をサボる」とチェーンの航続距離やスプロケット・チェーンリングなどの摩耗を進めてしまう原因にもなりますし、走りが重たい、音鳴りがするなどの「走りに直接関係する」影響がでますので常日頃注意を払ってもらう必要があるのが「チェーン洗浄と注油」です。 また洗浄がしっかりしていると「注油」するオイルの違いがはっきり出ますから、レースやイベントの距離・天候や自分の好みに応じてチェーンオイルを替えて「より自分好みの走行感」を味わうためにも必須の事なのです。
P.S. 取扱い情報に1件、情報更新しました。
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