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執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

チェーンリングも消耗品

せっかくのでチェーンリングについてもひとつ。

今回取替させていただいたチェーンリング(フロント歯)。 下にある歯はだいぶ先が尖っているように見えますね。 アウターの歯はそろそろ要交換の領域と言っていいかと思います。 寿命かどうかと言われると「まだ使えるじゃないか!」と言う人もいると思いますが、使ってもメンテナンスの頻度やそのほかのパーツの消耗度も増えてしまうので良いことは無いかと思います。

このフロント歯と接しているのがチェーンです。チェーンは通常はフロントチェーンリングよりもさらに消耗度が早いです。つまり、チェーンも交換して差し支えないレベルにある可能性もあります。 さらにチェーンは、リア変速機のプーリー、スプロケットとも接しているわけです。摩耗して適正な寸法や形状をとどめていないものは相手の部品を摩耗させてしまうのです。

ちなみに、こちらは新品。 一度使い始めると、新品がどのような状態だったのかを思い出すことがなかなか難しくなってきます。現在の部品の形状はより複雑になっていて、そのひとつひとつに意味を持たせているとなると変えた方が良いかどうかの判断がより難しくなってきていますね。ベテランの人はある程度の「距離」を目安にしますが、現代パーツの寿命は昔のパーツのそれとはまた変わってきていますからなかなか判断が難しい気もします。

もうひとつ。 ここ最近は、コンパクトドライブの影響が大きく、インナーギアよりもアウターギアの方がはるかに摩耗度が進んでいるケースが多いです。もともとアウターギアの方が摩耗は早いだろうとは予想できますが、それにしても差が大きすぎる場合があります。 そんな時に確認してみると、ほとんどのケースは「インナーを使っていない」と言うケースが目立ちます。もう少しまんべんなくインナーギアも使用してみたらと言うアドバイスもさせてもらうのですが・・・。

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