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  • 執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

チューブレスタイヤ・チューブレスレディタイヤ(取り付け講習いつでも)

昨日の展示会でみてきたこと。

2018年のロード系タイヤ&ホイールの主流は ・カーボンリムは25mm幅以上、アルミもワイドリム。

・チューブレスレディホイールが主流に(チューブレスホイールも少数ながら)。クリンチャー専用は徐々に数を減らしている

・タイヤはチューブレスとチューブレスレディが混在。まだまだクリンチャータイヤ全盛。

・25Cが主流だけど28C化するかも?

・・・って感じのようです。上の3つはほぼ確定ですね。最後がまだまだ攻防あるかも。

リムメーカーのところで直に聞いたことではないですが、クリンチャーリムとチューブレスレディリムって構造的にはあまり大きな違いがありません。 リムのフック構造がチューブレス用に変化しているとしても、これまで同様にクリンチャータイヤに対応してしまうわけです。つまり、チューブレスレディで作っておけばクリンチャータイヤで使うことは可能なわけで選択肢が広がるのにみすみす専用品を作って選択肢を狭める必要性はないということですね。 チューブレスレディというのは「チューブレス対応品」という程度に考えればいいのですが、専用のリムテープなどを使用すればチューブレスホイールとして使えますよと言うことです。「チューブレスリム」はリム自体の気密性をつくるためにスポークホール(スポークを通すための穴)なども塞いであるので構造や組み立てに独自の工程が必要なのですが、その辺はリムテープを巻くことでも対応できるようになりました。これって意外と作業が楽でして、簡単にチューブレスホイールが作れてしまいます。さらにチューブレスレディ用のリムテープは、これまでのクリンチャー用のリムテープよりも軽量なんですよね(クリンチャータイヤも使用可能)。・・・ということでわざわざユーザー側がクリンチャー専用ホイールを選ぶ必要性もなくなったということです。すでにチューブレスタイヤを使う土壌がそろいつつある。

さらに、ワイドリム化してきた現在のホイールは、クリンチャー、チューブラーにとって条件が良くないことが増えてきたように思います。 クリンチャー ・タイヤが低圧化してきてタイヤとチューブの弾性の違いが表面化しやすい。 チューブラー ・ワイドタイヤと合わせてもタイヤとリムの間に段差ができて空気抵抗に悪影響が出やすい、もしくはリム頂点が地面に接触しやすくなる。 ・チューブラータイヤそのものの重量が増加してしまう。

ということを考えています。 ワイドタイヤになればなるほど、チューブレスタイヤにとって良い条件がそろいつつあります。 昨日の会場内では、プロレースの現場で28Cタイヤが使われる可能性についても話を伺うことができましたが、すでにアクアスポートというチームが28Cで戦って結果を出しつつあります。 そんなに遠くない将来、レース用タイヤの主流は28Cチューブレス(レディ)、という時代が来るのかなーと感じた展示会周りでした。

ちなみにIRCの中の人のチューブレスタイヤ装着&脱着の講習も受けてきました。 基本はクリンチャータイヤの装着と同じですが、手順をきちんと守れば作業のスピードはほとんど変わりません。そして、手作業でビードも上がる!(笑)。 ほんのちょっとの工夫で作業がだいぶ楽になることを実感できますよ。と、いうことで僕のほうでも作業手順をアップデートする気づきをもらうことができました。 チューブレスタイヤの装着を自分でも覚えたいよという方は購入の際にぜひご相談くださいませ。一緒に作業をしながら覚えてしまいましょう。

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