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執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

フィッティングについて #2017

昨日も少しだけ書きましたが、フィッティング作業についてはより実走を重視したいなーとは思います。まずオーソドックスなポジションセッティングを出すことはローラー台でも難しいことではないとは思います。購入時のセッティングなどはまずはそれでいいと思うのですよね。

オーソドックスなポジションではどうもしっくりこない、最後の微調整がうまくいかない、あるいは特定の状況に応じたフォームに取り組んでみたい、というような場合こそがフィッティング作業の出番なのかなと思います。最初からフィッティング、フィッティングと言うのは自分がどう走りたいのかが分からないと「結局オーソドックスなところへ戻る」と言うことになります。あるいは「フィッターの好みやトレンドに左右される」のかもしれないなと思います。フィッターと言えど判断材料は、外観、出力、感想などのフィードバックに頼ることがほとんどですから・・・であればこそ、最終的には実走してのフィードバックが必要だと僕は考えます。例えば上り・下り・平坦・普段使われるケイデンス、実際にサドルに座っている位置の問題やバランス・・・などなど。フィッターが情報として得たことがライダーはどう感じているのかも食い違いはありますよね。

以前のセッティング


ハンセン乗りテスト中


写真で分かりにくいのですが、僕も「アダム・ハンセン乗り」を試しています。 ワールドツアー選手のフォームを真似するということは古くからおこなわれているやり方ではありますが、186㎝の身長にも拘わらず38㎝幅のハンドル、クリート位置が合わないのでシューズを自作する、そして超前乗りというキワモノ扱いされている選手・・・でもありますよね? 実際に38㎝幅ハンドルをテスト始めたころから、「なるほど」と思う部分が多かったので実施できる範囲でテスト中なのですが、以前のフォームとそれほど違和感なく乗ることができていますし、現在のフォームに利点を感じる部分も多いためしばらくは戻さずに走るつもりでいます。 このフォームに関してはとある著名なトレーナーさんが否定されている部分についても実際に試して僕なりの見解をもっています。可能性としては意外とだれでもできるんじゃないかな?と、その理由についても僕の意見はあります。 つまるところ、僕が考えるフィッターのお仕事は「ライダーが考えているフォームをいかに成立させることができるか?」にあるかと思います。「途中までうまくいっているんだけどあとちょっと・・・」とか「どうしても気になる部分がある」と言うライダーはぜひご相談ください。smrの時でもちょこちょこと声を掛けさせてもらっていますがこちらは基本的には僕が趣味で情報集めしているようなものなので、やって上手くいったら作業代くらいだけ・・・と格安です(笑)。smrの時は本当に部分的な対応しかできないとは思います・・・僕も一緒に楽しんでいますので。

と、言うことで2017年は本格的にフィッターとしてご相談いただくようならプライベートライドの時間も利用させてくださいということと、smrでも気軽に雑談にてご相談ください(笑)と2本立てで行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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