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執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

ヘルメットの新たな防御システム(MIPS)について

こんにちは、bici-okadamanです。

SCOTTヘルメットが入荷してきましたよ。 2016シーズン半ばからOrica-Green Edge男女チームがそれぞれに新しいヘルメットを使用してきていて注目していたのですが、2パターンヘルメットを用意していました。今回はエアロ系と言うよりオールラウンド系のようです(「どこが違うんだ」と言う気もありましたが^^;)

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今回入荷してきたヘルメットには安全性に対する新しい概念に基づいて搭載されている内装の機能があります。内部一面にある黄色のプラスティック部品がそれでMIPSと呼ばれています。 これはSCOTT独自のものというわけではなく、2001年にMIPS ABと言う会社(スウェーデン)が興した機能部品を搭載したモデルということです。 具体的には「自転車走行中の落車などによるヘルメットの衝撃は真っすぐなものだけでなく、走行スピードなどによってヘルメットが路面と接触すると急激に頭部を揺さぶる方向へ回転・移動を始める」「ヘルメットと頭部との間に生まれた速度差を緩和させるための滑り機構をヘルメット内部に取り付ける」と言うことです。

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黄色い面はヘルメットに対して完全固定ではなくピン止めされて移動可能な距離を与えられています。滑るための逃げですね。 これによって、脳震盪などの脳障害リスクを下げようということです。


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最初に挙げたように、ほかのメーカーでも採用をしているブランドが増え始めています。 MIPSではないですが、CASCOも最上位グレードはヘルメット内部が2重構造になっていますが・・・多少なりとも効果はあるのではないかと思われます。

ヘルメットは「落車していないし」「割れていないし(落車したけど)」「まだ被れるし」と使用期間についてはかなりアバウトになっているケースが存在し、僕が朝ライドをしている時にすれ違う方の中でもいつの時代のモノ?と思うようなモデルをしている人をみかけますが、 「ヘルメットは1発勝負」 なんです。 落車したけど割れていないから大丈夫だろ?」と思っていても実際に内部割れていたら2回目の落車でどうしましょう?あるいは経年劣化で顎紐がちぎれやすくなっていたらどうしましょう? それより、なにより、ヘルメットも時代に合わせて進化しています。なにはなくとも定期的には交換して、より快適に、より安全にたいする備えをしてバイクライドをしてほしいなーと思います。

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