ヘルメット2種入荷してきました。 うち、1個は注文をいただいていたのですぐに店頭からさようならなんですが・・・。
Smith Overtake (BSF Mips)
限定カラーのOvertakeですがちょっと紆余曲折がありましてようやく入荷してきました。
ロード用のヘルメットは通常は発泡体をポリ素材で包み込んで衝撃吸収した発泡体が飛び散らないようにしているので大きな開口部は作りにくいです。流体力学による解析技術も進んできてところかまわずに穴を細かく開けて「20個のエア穴が開いています!」と発表していた時代はヘルメット内部へのエア流入流出を最適化することによって終わりましたが、それでもよりエアの通り道があるほうが涼しいことは確かなんですよね。(ちゃんと設計されていればの話です)
Smithが持ち込んだハニカム形状のコロイド素材は衝撃吸収と飛散防止を両立する良いアイディアだと思います。衝撃吸収して飛び散らなければポリカ素材などは全面を覆う必要性が下がりますし、ハニカム形状のおかげでエアの流出(放出)は発泡体よりもより広い面で可能になっています。走行風を取り入れるにはハニカム形状は向いていないので開口部が必要になるだろうと思いますが、体温を下げるためにはうまく作用しそうです。
形状も独特なのですが、フィット感についてはMIPS & Non MIPSともにヘルメット剛体部分を頭部から浮かせるしくみを取り入れているので「どこかが当たる」と言う感触がでにくい構造になっています。



MET REVALE (チームディメンジョンデータレプリカ)Size:M
METは積極的にプロチームのレプリカカラーを生産してます。ヘルメットだとスポンサー系のロゴがそれほど大きく入らないのでレプリカであることを意識しなくても使えます。
デザイン性がでてくるのでジャージカラーとマッチさせるなり、バイクカラーとマッチさせるなりでより映えるかなーと思っています。
リヴァーレはロードヘルメットの主流になった後部が上に尖がらなくなった形状をしています。この形状の方が、下り坂などでヘルメットが風の抵抗を受けてグラグラすることなどが無くなるので走りやすさもありますね。
METは在庫が限定1個、代理店ももうわずかしか在庫ないようです。
ヘルメットの賞味期限はだいたい3年、週末であまりのらないよと言う方でも素材の経年劣化(つまり、乗る乗らないに関わらず)を考慮すると5年を目処に交換することが無難です。落車時にしかお世話にならないと思いがちですが、ロードにのって1年もするとヘルメットを実際にとって走ると「怖くて走れない」という心理状態になるくらい頭部の保護に役立っているのです。また、ヘルメットのフィット感も年々向上していて段差でのぐらつき、下り走行での風であおられること、また前頭部を出して装着してしまったり斜めにかぶれてしまったりすることが無くなってきています。たまに機材に興味を持たれてないなーと言う方が10年以上前のヘルメットを使って走られているのをみたりするのですが、ヘルメットに関してはプラスティック製品でもあるのでできれば交換してほしいなーと思ってるんですよ。
Comments