オーバーホール作業の一環としてSTIレバーをいちど取外していますが、こういう時には元へ戻す作業も慎重になります。 ハンドル周りのセッティングは「わざとやっている」ケースと「落車や衝撃によるズレが出ている」ケースによって左右差があるケースが多いんですよね。 落車などの原因でSTIレバーがずれて取り付いているケースは多いのですが、なかなか「ハンドルを交換しましょう」と言う所まではでません。本当はした方が良いケースもありますけどね。そういう場合はなるべく躊躇なくお伝えするようにしていますが。
ハンドルセンターの出すための冶具も製作してもらったものがあり長らく使っていますが、1パターンにこだわらず数か所数パターンで確認していかないと。 「ここが絶対」という基準がないので幾つか多方面から見て中央値に寄せるという方法を取っています。 重要なのは「これがセンター」という押し付けよりも「センターに近い」「ライダーが違和感がない」と言うことです。 右と左の高低差や幅の違和感に悩んでいるライダーは意外と多いので。
今回はオーバーホール作業の中から抜き出して作業紹介してみましたが、気になる方へはカウンセリングの方式でハンドル周りの調整も実施しています。 どうぞご活用ください。
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