さて、昨日のNINERもそうなのですが、近年僕はロードが25C、シクロクロスバイクの方が32Cを標準にして乗っています。
新しく加わったNINERもオンロードは33Cにしてみました。
と、言う状況の中で「太いタイヤを使ってみよう」ということです。 2018の欧米メーカーのロードバイクの宣伝文句は「28CタイヤもOK!」となりました。また、ディスクロードに関しては30C、32CあたりまでがOKになっていることが多いようです。 グラベルロード系は40Cとさらに太いタイヤ(でかつブロックタイヤ)がOKになっています。 この辺で特にロード系のユーザーの「細い線」好みと乖離してきているのは肌で感じることなのですが、代理店の方も「なんだかなぁ」と思っている人が多いことを感じます。ユーザーの方はともかく、代理店の方は「使ってみたの?」と言いたくなるんですけどね(苦笑)。そんなのロードじゃねぇとイメージだけで決めつけてないの?という気がします。 以前にもでていたのですが、「太いタイヤ」のメリットは「転がり抵抗の低減」「グリップ力の増大」「エアボリュームの増大とパンクリスクの低減」「空気圧を下げて衝撃吸収力のアップ」が説明できます。 「転がり抵抗の低減」は勘違いされやすいのですが、路面の細かな凹凸の乗り越え力、凹凸の衝撃吸収エネルギーの消化が太いタイヤの方が有利だからという理由です。タイヤ重量が増えてしまう関係で主に加速性能を食ってしまうので巡行でもその影響がでないとはいえないのですが、「タイヤの重量が減ってしまえば」その差は小さくなるだけ転がりやすさが有利になりますよね。そんなわけでSOMA Suprle vitesse の「33Cでも240g」と言う重量は衝撃です。ちょっと重い25Cのタイヤ程度しかありません。 グリップの増大は転がり抵抗の低減とは別の話になることが多いです。接地面積では横面積が増えて確保できますし、空気圧を下げている分「ブレーキをすればタイヤが潰れて」縦方向の接地面積も増えます接地面積にグリップは関係することが多いのでこちらも太いタイヤが有利なわけでして。などなど考えていくと「同じ重量なら太いタイヤの方が有利」だと僕は思うのですよね。
今後の話で行くとキャリパーロード用のホイールは「リムブレーキ構造」のためリム剛性が必要でしかも厚みが要るので最外周部の重量が軽減できません。ディスクロードはブレーキをつかさどる必要がないのでリム重量の低減が可能と言えば可能です。その分タイヤサイズを上げることができます。ワイドタイヤの方が「より速くなる」と考えられるのであれば僕はワイドタイヤを勧めます。その流れは今後も続いて行くと僕は見ています。(安全上もそうなるのではないかと思うのです)
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