masaki (bici-okadaman)
汎用性で選ぶパワーメーター
ROTORのパワーメーター、Inspiderが入荷してきました。

モノはこれです。 ROTORは楕円チェーンリングで有名なメーカーですが、その流れでクランクの開発にも長けていて歴代のクランクは銘品と言っても良いと思います。そして、パワーメーターも長らく開発を続けているのですが…。 これがまた迷走気味?だったりしまして、クランクタイプだった初代、クランク軸タイプの2代目、そして今回はスパイダーアームタイプ(3代目)と言うことでよくここまで開発したものだなと思いますが、製品自体は安定してましてトラブルが少ないメーカーだなと僕は思っています。

これから組み立てていくことになりますが、クランクと言うことは3ピース?4ピース?式の構造に。シマノ4アーム式のチェーンリングと互換性が確保されています。 INSPIDER自体は充電部のゴムパッキン以外はすべて密封構造になっていて堅牢性が増しているように思いますし、充電部も基本は接点があるだけで内部とは切り離されているようですので水密対策はとても高いように思います。クランクアーム式などと違って「出っ張り部がない」構造ですのでフレーム汎用性はとても高いですし、クランクシャフトも24φと30φのいずれも選べる構造で使用不可なBB規格が基本はありません。またBB交換の必要もほとんどありません。 さらにお勧めな理由がクランク長の変更を邪魔しないことです(安くはありませんがパワーメーターを増やしてしまうよりは安いです)。150㎜~175㎜まで選択。 さて、パワーメーターの機能部分としては…。 表示可能なデータは パワー, ケイデンス, 左右バランス、Optimum Chainring Angle (OCA) TORQUE 360° パワーの左右バランス表示が込みなこと、楕円チェーンリング特有の最適な位相を探る表示が可能なこと、トルクの周回表示(某社のトルクの向きまではできませんが) クランク型に比べるとよりペダリングの効率に着目したデータ収集も可能になってきますね。 と、言うことで客注でいただいたROTOR INSPIDERですが、パワーメーターの高機能版としてはコストパフォーマンスと堅牢さからお勧めしていきたいなと思います。 bici-okadamanでは元々、スパイダーアーム方式のパワーメーターのPower2maxを第1に推していましたのでこの方式の強みについてはよく理解しているつもりです。