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執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

Equal ディスクキャリパー初入荷。

GrowtacのEqualディスクキャリパーが初入荷しました。 こちらは今回2set。どちらも客注での入荷なんですが、1setはしばらくの間は展示になりますので実物がご覧にいただけます。

ディスクブレーキはロードバイクの方にも急激に広まりまして、各メーカーの新型バイクはほぼディスクブレーキ一辺倒になりました。ここで問題になってきたのが、 1.これまでのバイクからコンポーネント(部品)を使いまわしできない 2.油圧のメンテナンスが不安 だと思います。ショップ側としてもこれは如何ともしがたい。 1については特に変速とブレーキの制御が同じレバーになっている関係で、油圧ディスク系は変速系にまで影響が及んでいたのですよね。2.についてはだいぶ解消されてきた感はありますが、それでも「運用上」ケーブル制御の方が良いというパターンがあります。 コンポーネントメーカー側としては油圧ディスクに集中させたいようなので、「ニッチ」なケーブル制御系のディスクキャリパーは出したくないのが本音のようで、高性能、かつ現代のフレームに配慮したケーブル取り回しのキャリパーが出ていないのが現状です。 そこで注目されたのが新しく発売されたEqual ディスクキャリパーです。 美点は 1.ケーブルの取り回し&ケーブル系の弱点を減らす設計 2.剛性の高いキャリパーブロック 3.重量 4.メンテナンスのわかりやすさ(これは人それぞれですが) を上げることができます。 油圧ディスクキャリパーと違って、ブレーキパッドが減ってくると「引き代を自分で調節する必要がある」という点がありますが、こちらも裏を返すと「減ってきたら交換、がわかりやすい」とも言えまして、結局はまぁ一長一短あるけど出来の良いブレーキであることには違いがない。 これまでのコンポーネントを使いまわしできる部分が増えますし、油圧ディスクキャリパーよりはこれまでの技術の延長線でわかりやすいということもあるので、特にこれまでのフレームから載せ替えをしてリムブレーキ→ディスクブレーキ化したいと言う人にはひとつお勧めの部品です。


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