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  • 執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

SELLE SMP 新作3種のサドルを紹介していただきましたよっと。

SELLE SMP取扱いのミズタニ自転車さんがイベント帰りに立ち寄ってくれまして、SELLE SMPの新作サドル3種を紹介していただきました。

SMPサドルは独特の穴あき形状と、横方向から見て凹形状の強いサドルとして有名です。 穴あき形状に関して言えば「穴」ではなくて「左右2分割」とも言うべき形状です。サドルのどこの位置に座ってもお尻から尿道にかけての中央部が接することがありません。 他社では穴あき形状が登場した際に「サドルの剛性が落ちる」「座面が狭くなる」というような理由で本当に穴が小さかったり、なのに剛性もおちてすぐにくたくたになるサドルもあったりでした。 穴が小さければ結局尿道の周辺に接触してしまったためにしびれが来てしまったり、穴の淵に接触していたかったりとなかなか結果が出なかったのが穴あきサドルです。 SMPサドルが優秀なのは、絶妙な形と長さで穴の存在を感じさせない淵形状であることです。

もうひとつ、この写真ではわかりにくいですが前後方向に位置決めしやすいのが凹形状の良いところです。 つまり、ポジションを固定して乗りたい人にはお勧めなんですよ。


そんな、SMPサドルは、幅と形状によっておおまかに2シリーズ出ていましたが、上記のモデルで3シリーズ目になります。

1.幅狭、尾骨の収まるくぼみがある 2.幅広、尾骨のおさまるくぼみがある👈New。 3.幅広、くぼみがなく丸みをおびた座面

写真うつりではなかなかわかりにくいので言葉にするとこんな感じです。 シリーズの中でパッドの厚みの違いでまた2つ出ています。(他の2シリーズは3モデルでていますが) もともと、幅狭、尾骨の収まるくぼみのあるモデルであるComposite(パッドレス)を評価する人から人気になった経緯もあるのですが、1と3の間にできたようなモデルですのでどちらの特徴も欲しいという人向け?のマニアックなモデルかもしれませんね。

そして、もう一つの目玉が上のモデルについているサドル下の簡易泥除けですよー。 雨天時のライドにおいては泥除けを付けるのは負けみたいな風潮もありますが、道路には意外と砂が落ちていて雨天時には砂を巻き上げて走ることになります。 この砂がサドルとパンツの間に入ってしまうと、サドルの皮面が急激に傷む原因にもなりますし、摩擦材としてお尻に入り込んで皮膚を傷める可能性もあります。 ですから雨天時は泥除けを付けておくに越したことはないんです。 SMPサドルの場合、この巨大な穴のこともありますが、サドルレールの形状が特殊なのでこの泥除けがつかなかったのが最大の欠点でしたからね。 ようやく発売になりましたよ。


さいごの1つ。 クリテリウム用に全長が短く、凹形状が浅いモデルが登場。Kryt3という名前ですが、僕はもう一つの用途にも着目しています。 これまでにも多く使われてきたのがトライアスロンのTTバー用途です。 近年にはTシリーズと呼ばれる上面がフラットなモデルも発売されましたが、凹形状のほうが前後位置が固定できるということで通常版を使用している人も多いです。 その場合、かなり取り付け方を工夫する必要があるのですが、このサドルならそこまで意識することなく、かつ微妙なサポートが得られるのではと期待しています。

もう少しで入荷可能ということですのでお試しご検討あれ。

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