トライアスロンバイクのオーバーホールはぜひ冬の間に済ませましょう。 オフシーズンに入ってバイクに乗る量が下がる(そしてマラソンに集中している)この時期こそバイクのメンテナンス、来季への準備に最適なんです。新車への乗り換えももちろんお待ちしております。 ってことで、今回はTTバーについて。
TTバーの肘置き台座(アームレスト)の形状を見直してみましょう。 現在のアームレスト(新型)は碗の深さが大きくなり肘が外へ外れにくくなっています。ここがしっかり密着して固定されているかどうかで「コントロール性」に影響してくるのです。たとえば、大井川では直線→UターンなのでTTバーを持ったまま曲がることはほぼないと思いがちだけど、横風が吹いたりすると肘と握っている手でハンドルを支えなくてはなりません。公道をはしるミドル・ロングでは緩いコーナーはTTバーを持ったままです。そんな時にハンドルとの接点であるアームレストが安定しないものだとしっかり走れないんです。 実際のところ、プロはワンオフでオーダーメイドのようなアームレストが増えてきていますし、僕も作れないかなぁ・・・とは思っているんですけどね。(なんとなく構想はあるのですが)

以前はTTバーの方にアームレストが固定される形になっていましたが、今はハンドルバーに固定されるようになりました。これもかなり重要なことで、アームレストの安定性に影響します。以前のTTバーにアームレストが固定されているタイプは段差などの衝撃でアームレストがずれやすく、オーバーホール時に左右差が出ているケースが多かったのです。(当時はこれが主流だったのでどうにもできず・・・でしたが)あまりにひどいと肘が落ちるケースがあり、結構無理して乗っているって場合があります。
上に挙げたZIPPのTTバーはその点が優秀だなと感じたモデルです。
Profile Designもモデルチェンジがありましたし、バーのマウント、アームレストだけの単品の交換もできますのでお勧めしています。
安全にもつながりますが、安心感からコースでの使用範囲も高くなりますのでぜひ。
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