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TTバーを替えてみよう

執筆者の写真: masaki (bici-okadaman)masaki (bici-okadaman)

ZIPPのTTバー2種、入荷しました。在庫分もあります。 秋のトライアスロンシーズンに向けて今から替えよう・・・と言う人はなかなかいないかもしれませんが、シーズン終了後すぐに来年に向けて機材変更のテストを済ませると来年はスムースに取り組めるかもしれません・・・よ。

ZIPPのTTバーは形状別には現在3種類あるのですが、今はバー先端が上の方向へ向いている2種類をお勧めしています。理由は「掴みやすい形状」。 こちらはベースバーの上からTTバーが出るタイプで、TTバーのポジションを比較的高めにセットしたい人向けです。TTバイクなどはもともとフレーム形状的にベースバーの位置を低くしてあるケースがほとんどで、こちらの方がおすすめ。今はハンドルが低いイメージのある、ロードのプロでもTTバーは高めにセットしているケースが多いのですが、空気抵抗とペダリングパワーのバランスで決めているんだと思います。

もうひとつが、ベースバーの下からバーがでるタイプでパッドの位置はベースバーに対しては低くなります。こちらはロードバイクをTTバイクに転用する場合などにお勧めです。僕の場合はロードのハンドルセッティングのままでTTバイク化するときにはこのバー形状がちょうど良かったです。 実は、ZIPPをお勧めする理由は肘を置くパッド形状とその調整幅が良いからです。ちょっと古いTTバーを見ているとパッドのベース形状が「平ら」になっているものがとても多いです。肘が左右方向にズレやすく、安定しないのでバーを持つ手ももぞもぞと決まらずにしょっちゅう動かしている選手が多かったです。 また、パッドをTTバーに固定しているために衝撃でパッドが上下に動いてしまった・・・なんて言う例も多かったんですよね。近年は他メーカーも「ベースバーにパッドを固定」するようになったので安定感が増し、安心してTTバーを操作できるようになったのが実感です。 TTバーの場合、パッドの消耗があるものの、壊れるというイメージのないパーツなので交換するのはあまりないのですが、安定感、安心感が結局は安全、速さにつながるので「使えるからいいや」を卒業して交換してみてはどうでしょう‥。

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