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  • 執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

CEEPO VIPER-R (custom color)

CEEPO VIPER-Rのカスタムカラー(厳密には塗装は別会社さんにお願いしてます) 色々とご相談いただいて、このようなカスタムカラーまで逆にご提案いただいた時にはこちらが「マジか!」となりましたが、無事に納品できてほっとしてます。(このようなカラー注文をいただく際には事前の打ち合わせが重要です。CEEPOさんで対応できる場合もありますが、場合によって外注で別会社さんにお願いすることもあります。今後は特に。)



CEEPOはトライアスロンバイクを中心に取り組むメーカーです。 近年、マルチスポーツの取り組みでグラベル系にも取り組むことが発表されましたが、やっぱりメインはトライアスロン。その本命バイクがこちら。 ・ミドル~ロング主体 ・平坦基調でもっとも効果が高い ・バイク終了後でも足を止めない ・妥協無し みたいなバイクになります。例えば、今のエアロロードはかなり空力が良く、その差を問うとフレーム単体では細かな造形に目が行くくらいになっています。エアロロード自体がUCIの3:1ルール緩和によって空力性能上がっていますからね。これ以上空力を突き詰めると重量増のネガティブがでるのでトライアスロンバイクとしても難しい。例えば、ディスクブレーキキャリパー部のカバーだったり、後ろ半分部分がホイールからなるべく出ないようなシートステー部を隠す造りだったりに終始せざるを得ないです。フレーム全体をより横へ薄く、縦に長くとすると剛性が落ちるし、タイヤ等の制約で余計に空力が落ちる、それらを吸収するために重くなると良いことが有りません。結局、フレーム造形はVIPER-Rくらいに落ち着きます。 「じゃぁ、エアロロードとの違いって?」こちらもロードバイク全体がその傾向にあるような気がするので差は難しいところですが、TTバーを持った時の安定性、速度維持性はトライアスロンバイクの方が高いと思っています。これは設計の方向性の違い。ホイールベースに違いがありますし、トライアスロン特有の前乗りポジション(ロードもその傾向にありますが、より顕著)への対応度、ハンドリング設計を含めて集中して乗りたいなら、って言うことですね。ロードとの共用を図る人はエアロロードで良いのですが、トライアスロンに特化するならトライアスロンバイク、この流れはまだしばらく続きそうです。



さて、ここまで来たらとことんやりましょうと言うことで、 ハンドル類、ホイールを含めてトータルでこれまでの「バイク性能を超える!」と取り組ませていただいたわけですが、相当バイクの性質も変わってしまっていますので「慣れ」も必要です。そう言った違和感なども解消できるお手伝いを今後もさせていただく予定です。 (そのため、納車後に「気になったことはなんでもお伝えくださいね」と。)

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