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  • 執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

今年一番のマニアックになるかもと思った作業の話。

先日JAMIS RENEGADE(C1)の部品交換させてもらいました。

bici-okadamanに持ち込まれる案件では、もっともマニアック・・・だと思ったら意外とスムースで拍子抜けでした(笑)。結局ほぼぽんづけでした・・。


組み合わせがマニアック過ぎて、詳細は省きますが…。(マニアックなのですみません分かるように書けません)


まず、ギア比の組み合わせがどのロード用(グラベル含む)コンポーネントでも推奨外。

「50/34-11/46」

(現状のロード用STI&RDではフロントシングル11-42、フロントダブル11-36までです)



後ろのギア比は巨大なステップ幅ですが、ロード用では存在せず、MTBのスプロケットから流用済み。

ロード用のリアディレーラーではキャパシティオーバーなので無理やりMTBのリアディレーラーを装着。

STIと引き量が合わないのでケーブルに変換アダプタ組み合わせているもののズレが生じやすくて変速四苦八苦。


今回、新たにお客様の提案がありまして・・・(できるはず、という強い推薦をいただきました)。


シマノGRX-RD-RX812 (フロントシングル用の11-42対応、ただしトータルキャパは31T。42-11=31Tです)に、現状で付けているMTBコンポのケージ(プーリーが2つある部分)を流用する。

いわゆるリアディレーラーの「にこいち」です。


”これでトータルのキャパは増えるはず!くっつくはず!”


と、言うことである意味挑戦でした。

ちゃんと組み合わせることができて良かったです(苦笑)。どれとどれの組み合わせが上手く行くかなんて部品形状がちょっと違ったり、切り欠きの場所が違ったりしたら駄目ですからね。

そうそう上手く行くわけがない・・・と思っていましたが、無事に取付完了。試走も連休中のツーリングで済ませてばっちりだったそうです。良かったー。


これだけギア比の幅が必要な人って本来はほぼいないと思いますが、スポーツサイクルって車と違って「ギア比は簡単にいじれる」乗り物です。

人間がエンジンですので気持ちよく走れるギア比があります。変なことやってんな―って興味を持った方お待ちしております。



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