今日はカーボンドライジャパンさんが営業に来られて、ビッグプーリーキットを前にひとしきりディスカッションしました。
パンフレット(笑)。
ビッグプーリーキットはチェーンがプーリーを回すことによる回転抵抗を下げて、伝達ロスを減らそうというものです。 実際にはノーマルキットでは大抵抗があるというわけじゃないんですが、ちょうど直接足に伝わるような箇所なので感触として効果を感じやすい部分であるとは思います。例えば回転体でもないある部品が10g軽くなりました・・・よりは効果がわかりやすいとは言えますね。特に単独で走るトライアスロンバイクへの搭載が増えているそうです。
ただ、ビッグプーリーにすると懸念事項がいくつかあるのも事実。 とくに変速性能の低下やトラブルの起因にならないかと言うことは僕も考えていまして、過去に取り付けたモデルでの経験を踏まえると「廉価版」として出ているケージがオールアルミタイプのものは避けたほうが無難です。シマノやSRAM以上に強度をもって作ってあるような構造ならとは思いますが、なかなかそういうブランドのものを目にしたことがありません。 と、言うことでビッグプーリーキットを使いたいのであれば、現状ではCDJ製品のものを推しますね。 ケージがカーボン製となって強固でねじれにくいですし、上下プーリーの大小についてもきちんと検証をされている点が強みです。ただ大きければ抵抗は小さくなるとは言え差は小さいし変速性能の低下を考えるとねと。
もうひとつの余談。 できればビッグプーリーキットは新品の状態に投入すべきです。古いモデルを生き返らせるような特効薬にはなりません。 ダブルタイプのテンションばねが入っているタイプはビッグプーリーキット交換時にばね交換のチャンスが片方はあるとはいえ、もう片方のばねを弱らせる可能性もあります(と言うことは経験済み)。ばねが弱ってしまえばトラブルがでるのは「フロントのチェーンリングでチェーン落ちが発生する」ことが多発しました。最終的にはリアディレーラー交換しかないですねと・・・。そういうことも含めて新品がお勧めなわけでして。
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